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光の道

第3章 2号館



今は12時03分。

あれから私達は2号館を見て回った。
だが、誰もいなかった。

2号館は3階まであるのに、誰一人見つからなかったのだ。

今私達は2号館と3号館の間の1階の渡り廊下にたっていた。


『なんで誰もいないの?』

「普通一人はいるもんだよな」

佐藤くんはキョロキョロしながら私に言った。

「まぁでも、残りが34人なら2号館にいなくても、不思議じゃないか」

佐藤くんがふと言った。

『?なんで…?』

私は、意味が分からず佐藤くんを見た。



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