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光の道

第2章 1号館



『え?!』

はみ出していた足は、本物だった。

本物は本物だが、別に切られている訳でもない。

棚を三個ほど使って、横になって女の人が入っていて、足だけ出ていた。

女の人の姿は見えるが、棚には透明なガラスがあった。

足の部分だけガラスが輪に切られていて、そこから足だけが出ている。

(なんで、足だけ……?いや、それよりも…)

『こんなものが、棚についてるはずないのに…』

私はとりあえず近づいて誰だか確認した。
ガラスにへばりつきながら、顔を除く。


『ひ、ひ、瞳?!』


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