
これを恋とは呼べない♥
第3章 毎晩の危険
急いで部屋に戻ると、布団へダイブした。
「もうお婿に行けないっ…」
冗談のような、でも本気で思っていることをポツリと呟く。
「嫁になら俺が貰ってやるけど。」
ビクゥっ!
いきなり声をかけられ、肩が揺れる。
バッと布団を剥いでドアの方を見ると、ニヤニヤとした和也が立っていた。
「貰ってくれなくていいし。…てか、なに?俺眠い。」
適当なことを言い、はやく出ていってもらおうと試みるのにじーっとこちらを見たまま出ていこうとしない。
「今日は俺と出掛けよーぜ。電車で。すぐ行くから着替えろって言いに来た。…朝飯食いたいだろ?」
変なところで気が利くヤツ…。
和也はやっぱり、優しい。それは知ってる。
だからこそ全てを見透かしているようなコイツが少し苦手だ。
「…ありがとう。」
「当たり前だろ?俺の可愛い弟のためならなんでもしちゃーう」
楽しそうに言う和也を無視して着替えを始めると、珍しく黙って出ていった。
準備が終わり。リビングのドアの前を通ると、ドアの向こうで
「はる借りてくね。…飯食ってくる」
という和也の声が聞こえた。
ガチャりと、リビングから出てきた和也はとてもラフな格好をしていた。
「はるー。お前そんなオシャレしちゃってさー。俺とのデート楽しみにしてんの?」
…せっかく色々感謝してたのに!
残念なイケメンとはコイツのことである。
「これが普通なの!…あと、デートじゃないだろ」
冷たく返すと、「普通とかつまーんねー」と呑気に返された。
とても男を連れ込んでセックスしているような奴には見えない。
たまに忘れそうになるからこわいものだ。
でも今日は…少し違う。
素直にデートだと、言えばよかったのかもしれない。
チラリと和也を見ると、目が合った。
「俺、本気で好きだから。純兄なんかにあげないよ。」
と、いきなりの告白に、自分の顔が熱くなるのがわかった。
なんだか、照れる。
「もうお婿に行けないっ…」
冗談のような、でも本気で思っていることをポツリと呟く。
「嫁になら俺が貰ってやるけど。」
ビクゥっ!
いきなり声をかけられ、肩が揺れる。
バッと布団を剥いでドアの方を見ると、ニヤニヤとした和也が立っていた。
「貰ってくれなくていいし。…てか、なに?俺眠い。」
適当なことを言い、はやく出ていってもらおうと試みるのにじーっとこちらを見たまま出ていこうとしない。
「今日は俺と出掛けよーぜ。電車で。すぐ行くから着替えろって言いに来た。…朝飯食いたいだろ?」
変なところで気が利くヤツ…。
和也はやっぱり、優しい。それは知ってる。
だからこそ全てを見透かしているようなコイツが少し苦手だ。
「…ありがとう。」
「当たり前だろ?俺の可愛い弟のためならなんでもしちゃーう」
楽しそうに言う和也を無視して着替えを始めると、珍しく黙って出ていった。
準備が終わり。リビングのドアの前を通ると、ドアの向こうで
「はる借りてくね。…飯食ってくる」
という和也の声が聞こえた。
ガチャりと、リビングから出てきた和也はとてもラフな格好をしていた。
「はるー。お前そんなオシャレしちゃってさー。俺とのデート楽しみにしてんの?」
…せっかく色々感謝してたのに!
残念なイケメンとはコイツのことである。
「これが普通なの!…あと、デートじゃないだろ」
冷たく返すと、「普通とかつまーんねー」と呑気に返された。
とても男を連れ込んでセックスしているような奴には見えない。
たまに忘れそうになるからこわいものだ。
でも今日は…少し違う。
素直にデートだと、言えばよかったのかもしれない。
チラリと和也を見ると、目が合った。
「俺、本気で好きだから。純兄なんかにあげないよ。」
と、いきなりの告白に、自分の顔が熱くなるのがわかった。
なんだか、照れる。
