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これを恋とは呼べない♥

第3章 毎晩の危険

「ふーん。いつのまに、そんな遊びするようになったの?」


言葉が鋭くなり、それに伴うように指の出し入れも早くなった。



「ひぁ、ああああ!!やっ、ぁ、はげしっ、…いっ…!!!」




びゅっ…




「あれ?千春イっちゃったの?…俺が知らない間にこんなにエロい体にされちゃったんだ?」




はぁ…はぁ…

肩で息をし、ぐったりとしている俺をよそにまだナカに入っている指をまた動かしはじめた。



「ごめんなぁ。俺今イライラしてんだよ。…和也には内緒な?」



意味が分からず、表情を歪ませるも頬を撫でられただけだった。


ズルッと一気に指を抜かれたかと思えば、今度は少し暖かい、大きな何かが宛てがわれた。





「…ごめんな。…許せっ……!」



「あ、まって!…だ、ぁああ!!!…あっぅ…さいてー…っ」



気づいた頃にはもう手遅れだった。

兄ちゃんは悲しそうな顔をしながら、俺に腰を沈めている。


俺のナカには兄ちゃんのモノが入っていた。




「…最低な兄ちゃんでごめんな…。俺、前に千春のこと好きって言ったろ…?…あれ、本気なんだ。……」

「あっあっあっ、!!…抜いてっ、や、だんっ…ぅあ!」

「今日は会社で色々あってむしゃくしゃしてて、冗談半分で千春に手出したら…陽咲と遊んでるし。…俺、お前が思ってるほど優しくないからさ。」


奥にゴツゴツと勢いよく打ち付けながら、 訳の分からないことばかりを言う兄ちゃんは、腰の動きに感情が現れているようでもあった。



初めて自分のナカに人のモノが入っているのに、イライラしているなんて関係なく、ただ相手が兄ちゃんだということだけで、どこか大きな安心感があった。
きっと兄ちゃんは、俺をメチャクチャにはしない。

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