
これを恋とは呼べない♥
第1章 ファーストキスもセカンドキスも。
「今日は何時くらいに帰ってくる?」
絶妙な焼き加減の食パンをかじっている俺に向かって、ネクタイをしめながら兄ちゃんが聞いてくる。
「今日もいつも通り」
毎朝同じ質問をされていて、同じことを毎朝答えているため、詳しくは答えない。
「俺は今日遅くなるー」
牛乳で口の周りを白くした陽咲が俺に向かって言う。それに続けて、「だからご飯もいらないよ」と、兄ちゃんにニコリと笑いかけた。
珍しい。陽咲がなにをしようと自由だが、今までにこんなことあっただろうか…?
いや、ない!急にどうした!彼女なのか?!俺より先に…。
いやいや、有り得ないだろ。。女の子よりも女の子みたいな陽咲に…まさかな。
あと一口となった食パンを一気に口に放り込むのと同時に兄ちゃんがポンと俺の頭に手を置いた。
「そっか。あんまり遅くなんなよ?じゃー千春は、俺と飯食いに行こっか。」
素直に嬉しい。
「え、いいの?仕事は?和也は?」
「仕事は今日早めに終わるんだよ。で、和也も友達と飯行くんだって」
ってことは兄ちゃんと2人きりなのか。なんだか新鮮だ。
「あ、俺もう行くわ。今日の6時に家出るから準備しとけよー」
早足で仕事へ向かった兄ちゃんの背中を見送りながら、自分も学校へ行く準備を始めた。
絶妙な焼き加減の食パンをかじっている俺に向かって、ネクタイをしめながら兄ちゃんが聞いてくる。
「今日もいつも通り」
毎朝同じ質問をされていて、同じことを毎朝答えているため、詳しくは答えない。
「俺は今日遅くなるー」
牛乳で口の周りを白くした陽咲が俺に向かって言う。それに続けて、「だからご飯もいらないよ」と、兄ちゃんにニコリと笑いかけた。
珍しい。陽咲がなにをしようと自由だが、今までにこんなことあっただろうか…?
いや、ない!急にどうした!彼女なのか?!俺より先に…。
いやいや、有り得ないだろ。。女の子よりも女の子みたいな陽咲に…まさかな。
あと一口となった食パンを一気に口に放り込むのと同時に兄ちゃんがポンと俺の頭に手を置いた。
「そっか。あんまり遅くなんなよ?じゃー千春は、俺と飯食いに行こっか。」
素直に嬉しい。
「え、いいの?仕事は?和也は?」
「仕事は今日早めに終わるんだよ。で、和也も友達と飯行くんだって」
ってことは兄ちゃんと2人きりなのか。なんだか新鮮だ。
「あ、俺もう行くわ。今日の6時に家出るから準備しとけよー」
早足で仕事へ向かった兄ちゃんの背中を見送りながら、自分も学校へ行く準備を始めた。
