
これを恋とは呼べない♥
第1章 ファーストキスもセカンドキスも。
俺の朝は、優しい兄ちゃんの声で始まる。
「千春、起きろー。起きたら陽咲起こしてやって」
むくっと体を起こすと、すぐ隣でゴロンと弟の陽咲が転がった。
「ひな、起きて。学校遅れる。」
んー、とかなんとか言いながら眠そうな目を擦る。おはよ、と言うと、おはよぉ…と少し高い声でアクビをしながら返事をした。
俺の弟…と言っても双子だから年齢は同じ、陽咲は昔から女の子みたいだ。ピンク色の可愛い物を好む。
本当に双子の弟かと疑いたくなるほど、俺と正反対。顔つきも、性格も、好きなものも…。
いや、よく考えてみると、俺の兄弟はみんな似ていないな。
個性が強すぎる。
「はるにぃ、眠いの?」
「え?あ、ぼーっとしてた。朝飯食おーぜ」
とても平和な朝だと思う。
こんな平和な朝が来なくなることなんて、この時は誰も知らない。
「お、やっと起きたか。朝飯できてるから、適当に食べて。」
俺の朝は、優しい兄ちゃんの声と、可愛い弟のアクビを見てから始まる。
「千春、起きろー。起きたら陽咲起こしてやって」
むくっと体を起こすと、すぐ隣でゴロンと弟の陽咲が転がった。
「ひな、起きて。学校遅れる。」
んー、とかなんとか言いながら眠そうな目を擦る。おはよ、と言うと、おはよぉ…と少し高い声でアクビをしながら返事をした。
俺の弟…と言っても双子だから年齢は同じ、陽咲は昔から女の子みたいだ。ピンク色の可愛い物を好む。
本当に双子の弟かと疑いたくなるほど、俺と正反対。顔つきも、性格も、好きなものも…。
いや、よく考えてみると、俺の兄弟はみんな似ていないな。
個性が強すぎる。
「はるにぃ、眠いの?」
「え?あ、ぼーっとしてた。朝飯食おーぜ」
とても平和な朝だと思う。
こんな平和な朝が来なくなることなんて、この時は誰も知らない。
「お、やっと起きたか。朝飯できてるから、適当に食べて。」
俺の朝は、優しい兄ちゃんの声と、可愛い弟のアクビを見てから始まる。
