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これを恋とは呼べない♥

第2章 興味が湧いたとかそんなわけない

………

『あんっ、ぁあ!やだっん、気持ちいいっ、もっとぉお!』

………………

『可愛い声出してんじゃねぇよ。オレの、おっきくなっちゃったろ?』

………………………

『あっ、おっき、ぁぁ!や、んっ、いくっ!いっちゃ…ぅ!!ぁぁぁぁああ!!』


男が男のケツの穴にチンコ入れて…腰振って…果てて…ドロドロで…女みたいに喘いでる男…気持ちよさそうな顔…。



演技だろって疑ってた初心なんてつい忘れて、気持ちよさそうによがっている、ビデオの中の男に見入っていた。



「ケツってそんなに気持ちいいわけ?」

つい、思ったことが口に出てしまった。



グルグルと考えている間にもビデオの中の男2人は、色んな体位で何度も果てている。



…兄ちゃんはこんなの好きなのかな…。
…和也はどんな風に攻めるんだろ…。
…陽咲はどんなプレイが好きなんだろ…。




ダメダメ、興味なんてないだろ俺!!

ブンブンと頭をふって紛らわそうとするが、そう上手くはいかないもので。



ビデオを見れば見るほど、グルグルと考えれば考えるほど、自分の体に変化が現れるのが分かった。





…下半身が疼く。




嘘だろ俺…。

なんで半勃ちなの?!




「なんで、ちょ…やばいってこれ…。和也にバレたら終わりだろ…。」


あんなに興味ないって言ってた自分が今更ながら恥ずかしい。
これじゃぁ、興味あります!って主張してんのと変わりないじゃん…。




1人で焦っていると、後ろに静かな気配を感じた。





…あ、部屋の鍵…かけてなかった。

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