
これを恋とは呼べない♥
第2章 興味が湧いたとかそんなわけない
「顔は整ってるけど、はるより可愛い男はいないね。だから、諦めろってのは無理な話。そっちこそ諦めて、俺に抱かれれば?気持ちいいよぉ?」
また嫌いな顔。
「俺、ほんとに興味ないんだって。」
できるだけ冷たく接するのに、和也は顔色一つ変えない。
「じゃあ、ちょーっとだけ、見てみなよ。これ、貸すから。」
そう言って渡されたのは、陽咲が持っていた漫画よりもはるかに卑猥な表紙のホモビデオだった。
これを見ろと?
見たところでなんにも変わんないからな!!
「見ればいいの?」
「そ。見ればいいの。感想聞かせてね」
気持ち悪い笑みを向けられ表情を歪ませるも、なにも言わずにベッドの後片付けをし始めた。
自分も和也の部屋から出ると、急いで自室へと戻った。
卑猥な表紙のビデオパッケージを見ながら、ため息をつく。
見たってどーってことないはずなのに、なんとなくドキドキしていた。
耳でしか聞いたことない行為。それが見られるんだと思うと妙にワクワクした。
これで反応したら終わりだな…。
まぁ…見るか。
陽咲との共同部屋のため、1台しか置かれていないテレビは、ビデオが見られるようになっている。
が、実際俺が使うのは初めてだ。
なんとなくの操作で進めていくと、画面がパッとムーディーなピンク色に変わった。
「うわ…なんか緊張する…。」
ポツリと呟いた言葉は、これまたムーディーな音楽にかき消された。
また嫌いな顔。
「俺、ほんとに興味ないんだって。」
できるだけ冷たく接するのに、和也は顔色一つ変えない。
「じゃあ、ちょーっとだけ、見てみなよ。これ、貸すから。」
そう言って渡されたのは、陽咲が持っていた漫画よりもはるかに卑猥な表紙のホモビデオだった。
これを見ろと?
見たところでなんにも変わんないからな!!
「見ればいいの?」
「そ。見ればいいの。感想聞かせてね」
気持ち悪い笑みを向けられ表情を歪ませるも、なにも言わずにベッドの後片付けをし始めた。
自分も和也の部屋から出ると、急いで自室へと戻った。
卑猥な表紙のビデオパッケージを見ながら、ため息をつく。
見たってどーってことないはずなのに、なんとなくドキドキしていた。
耳でしか聞いたことない行為。それが見られるんだと思うと妙にワクワクした。
これで反応したら終わりだな…。
まぁ…見るか。
陽咲との共同部屋のため、1台しか置かれていないテレビは、ビデオが見られるようになっている。
が、実際俺が使うのは初めてだ。
なんとなくの操作で進めていくと、画面がパッとムーディーなピンク色に変わった。
「うわ…なんか緊張する…。」
ポツリと呟いた言葉は、これまたムーディーな音楽にかき消された。
