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Masaki



やばい…これやばい。


俺は、腕の中で幸せそうに微笑んでるかずを見下ろし、何度目かの生唾を飲み込んだ。

腹に力を入れてないと、すぐに出そうなほど、かずの中は、気持ちよかった。


包まれてるそこは、あたたかく…いや、熱くて。


「かず…俺、溶けちゃいそ…」


彼のこの細い体に、俺の分身が埋まってる事実に、目眩がしそうなほど幸せを感じる。


愛しくて愛しくて。
ちゅっ…ちゅっと顔中にキスしたら、くすぐったそうに弧を描く唇が可愛くて、何度でもキスしたくなる。


かずの潤んだ瞳を見つめながら、おでこにかかる髪をやさしくすいてやると、かずは気持ち良さそうに目を閉じて深呼吸した。


「……っ」


あぶねっ


きゅうっと締め付けられて、思わずつられそうになって、ギリギリで耐えた。

これはある意味我慢大会だな……。


そんなことを考えてたら。


「あいばくん…」

「……ん？」

「もう…大丈夫だから。動いて」

「え…」

「辛いでしょ…顔汗、半端ないよ」


くすっと笑ったかずは、足を少し開いた。
ポタリと、俺の鼻先から、汗がおち、かずの頬を濡らした。


「相葉くん」


かずが少しみじろいだ拍子に、また変な風に収縮されて、俺はぐっと口を引き結ぶ。


「…ほんとに大丈夫？」


急ぎすぎると、そこが切れるとネットにあった。
馴染むまで、ゆっくりしないといけないって。

特に初めては。

だけど、


「うん…大丈夫。きて」


と、かずが、甘く囁いたものだから。
俺の我慢大会は、終了した。




「あっ…あっ…んん」

「はぁ……っ…かずっ」

「あい…ばく…ぅんっ…」


かずを優しく揺さぶる。

俺の名を呼ぶかずの手を、シーツに縫い止めた。

一つになれた興奮で、嬉しいやら気持ちいいやらで、わけわかんない。

快感にたえるかずの表情はぞくぞくするほど、色っぽくて。

高い喘ぎ声を聞きながら、夢中で、奥へ自分を穿った。


「や…ぁっ…でる…」

「…んっ…かず…」


かずが力なく首を振った。

絶頂が近いと分かる。

一緒に…と、さらに激しく最奥を抉る。


「あっ…あっ…！」

かずが、びくりと震え、俺の腹部に熱い飛沫をとばす。


「…くっ」


同時にきた強烈な締めつける力に、…俺も全てを、かずに注ぎ込んだ。