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「…跡、つけちゃった」


ふふふと、笑ってその場所にもう一度唇をおしあてると、かずは恥ずかしそうに顔を背けたけど、口角はあがっているから、嫌じゃないことが分かった。

欲しいって…言って欲しいんだろ？

だから、この先もしちゃうよ、かず？


「…もっといい？」

「…ん」


小さく囁くと、かずは、こっくりうなずいた。

俺は、シャツの下のTシャツの裾から指を入れ、小さく主張する柔らかな尖りにふれた。


「んっ……」


とたんにかずが、ぴくりと体を震わせた。


「感じる…？」


嬉しくなって、そのまま、ゆっくり捏ねると、かずの小さく開いた口から、吐息がもれだす。
みるみる硬くなってゆく尖りも、かずがきちんと感じてくれてることを訴えていて。

人間が気持ちいいと感じる場所は、みんな同じなんだな、と思った。

Tシャツをそっとたくしあげると、真っ白な肌が現れて。

そこに主張するピンク色の粒が、すごくエロティックで、俺は花に誘われる蜂のように、迷わずそこに唇をよせた。


「んっ……ああ…」


かずが、甘い声をあげた。


その声が俺の下半身に直撃した。
それまでのキスで、既にゆるやかな熱さに包まれてたそこは。

ズクン…と音をたてて身体中の血液が一点を目指して急速に流れはじめて、さらに質量を増してゆくのが自分で分かった。


ヤバイこれ……


燃え上がるように熱い。

流される。

ダメじゃん…俺の方が気持ちよくなってんじゃん…！


興奮した脳ミソを宥めながら、俺は粒をチュッチュッと吸い上げたり、舐めたりする。
そのたびに、かずは、


「あ……ああ…んん…」


と、可愛らしい声で喘ぎ声をあげた。


嫌がってないか気になり、口づけながら、チラリとかずを見上げたら、かずは、目元を赤く染め、切なく眉をよせて。
快感をのがすようにあごをのけ反らせていた。

絨毯に爪をたててる腕は、ふるふる震えてる。
たてた足も、小刻みに震えてて、全身に力が入ってるのが分かった。


ここからどうすべき？
かずは、この先も望んでる？

迷いながらも、俺は胸への愛撫を続けた。