無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

俺の中の相葉さんが、どくんと熱く脈打つたびに、うねるような快感の波がおそってきて、体がびくっとはねる。

締めないで、だって？
……………無理。


相葉さんからの刺激に、体はどんどん開いてゆく。
もっと、もっと、と更なる快感を求めていく。



知らず、腰がういて、相葉さんにすがるような動きになった。
相葉さんは俺の肩に顔をのせて、しばらく固まり、うーっと唸っていたけれど。


「にの……………ごめん、だめだ。動いてい？」


我慢できなくなったのか、相葉さんが唇をかんで、尋ねてきたから、俺もうん、と頷いた。



「…ちょうだい」


相葉さんは、頷き、俺の足の膝裏に両腕をかけた。


「いくよ」


相葉さんは、小さく宣言して、俺の体を折り曲げながら、ぐんっと腰を突き上げた。


「ああっ！！」


脳天まで、貫かれたかと思うほどの刺激。

相葉さんは、かまわずそのまま腰をひいて、もう一度突き上げた。


「やっ……あっ…………あっ」


何度も何度も突き上げられ、擦りあげられ、俺は、たまらず相葉さんの首に手をまわし、逞しい肩を噛んだ。


「はっ……………あっ」


「にの………っ………気持ちいい？」


「んっ…………きもちい………んあっ」


違う角度に腰を抱え直されて、いいところに相葉さんが刺さる。
同時に、痛いほどにたちあがってたものも握りこまれ、俺は、あまりの快感に、どうにかなりそうで激しく首をふった。


「やっ……やあっ……あいばさっ…………」


「にの………」


足がガクガクしてきた。
急激に高まる射精感。


「だめ…………でちゃっ………あっ…」

「イク？……………イこう」


相葉さんが、腰をうちつけながら、俺のものも擦りあげる。


俺は、もうされるがまま。
揺さぶられるがままだ。


粘着質な水音。
ベッドの軋む音。
二人の喘ぎ声。

聴覚からも犯されながら、相葉さんとひとつに混じりあって、同じ高みを目指す。


「あっ………もっ……イく」


「んっ……いーよ……っ…」


「っ………ああ！」


「くっ…………」


高い俺の喘ぎ声と、低い相葉さんのうめき声。

腹にかかった俺の欲と、体内に広がる相葉さんの熱情。


どくどくと鳴り続ける心臓と、荒い息を繰り返しながら、崩れ落ちてきた相葉さんを抱きしめ、ぴったりと抱き合った。