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キラキラ

第15章 1000回言って

いや、まあ………………そうかもしんないけど。
デリカシーの問題じゃね?



まあ、天然なこの人にいってもダメか。



ぶつぶつ考えてたら、



「ん。おまたせ」



低くいって、再び相葉さんが覆い被さってきた。
俺の足の間に体をいれながら、首筋に顔をうめてくる。
相葉さんの鼻息がくすぐったくて、肩をすくめた。


「ん~いい匂い」


「?」


…………おかしなことをいうよな。
俺は、香水の類いなんてつけてないけど。


不思議な顔をしてたのだろう。
相葉さんは、俺の表情に気がついて、ふふっと笑った。



「にのちゃんからすごくいい匂いがするんだ。いつも石鹸の匂いしかしないから、なんか嬉しくて」


ああ…………そういうことね。
今日は風呂入ってないもんな。



「…………動物じゃないんだから」


「動物よりね、甘い匂いがするよ」


「一緒にすんなよ!」


思わず笑って怒鳴ったら、相葉さんもははっと笑って、俺の足を抱えあげた。
膝裏に手をかけ、俺の後ろに自分をあてがう。



「………………いくよ」



うってかわって、急に色っぽく優しくなる声にドキリとする。
熱いものが触れているのがわかる。


「………………」


………………ずるいよ。

男前すぎて、ずるい。




俺は、苦笑いして頷くしかない。




「………………うん」


すると、それまでに解されてたいた後ろは、ゆっくりと相葉さんを呑み込みはじめた。


「あっ……く……あっ」


「にの……………っ」


「あっ…………だいじょ……ぶ……」



それでも、辛そうにする俺を見て、相葉さんが、心配して1回動きをとめた。


本来ならものが入るところじゃない場所なのだから、当然痛いし苦しい。


でも痛いのは最初だけなのも分かってる。



相葉さんとひとつになることが目的なんだから、こんなのどってことないんだ。


でも、毎回毎回、相葉さんはすごく心配してくれる。
俺が壊れちゃうんじゃないかと思うらしい。



「もう少しだからね」



「…………大丈夫だってば」



相葉さんは、チュッとキスをして、もういちど俺の足を大きく広げて、体重をのせてきた。



「………うっ………ああっ」


声を我慢しようと思ったけど、ダメだった。




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