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キラキラ

第15章 1000回言って

いつものことといえば、いつものことだが。


相葉さんは、俺が勢いよく吐き出した欲を、一滴も残さず搾り取り、爽やかにそれを全て飲み下した。


「………………ん、今日は、濃いな」


からかうように感想を言っちゃう相葉さん。
恥ずかしいからやめろって、いつもいうのに。


「はっ………はっ………あ…」


俺は、拘束から外された手を、力なくシーツに投げ出し、大きく深呼吸した。
そうして、羞恥に赤くなる顔を見られまいと、相葉さんから顔を背ける。


今さらなのだが、こればかりは毎回照れて仕方がない。


だって、さらに今日なんか、ほぼ全裸の俺に対し、相葉さんはまだ綺麗に服をきたままだし。

乱れてんの俺だけだし。


イッたあとって妙に冷静になんだよな。


俺は、両手で顔をかくしながら額の汗をぬぐった。


「相葉さんも脱いでよ………………」


「言われなくても脱いでるよ」





ニットを勢いよく脱ぎ捨て、上半身をさらしてる相葉さんと目が合う。


真っ白な俺と違い、浅黒くてほどよく筋肉がついた鍛え上げられた体。
お尻とかも、きゅっとあがって、スポーツ選手のよう。

ちょっと見惚れてると、裸になった相葉さんは、ギシリと音をたてて、横たわる俺に覆い被さってきた。


両手を広げて、その体を受け止めた。
相葉さんは、ぎゅっと俺を抱き締めて囁いた。


「ん………………にのの抱き心地最高」


直に伝わる体温。
胸と胸がくっついて、心臓が一緒にトクトクとなってる。
相葉さんの硬くなったものが腹にあたり、ちょっとドキドキする。


俺に興奮してくれてるということが分かって、嬉しい。
そっと手を下におろし、隙間にさしいれて相葉さんのものに触れてみた。


「あっ………………こらっ」


相葉さんは笑って腰を動かしたけど、俺はそのままきゅっと握りこんだ。
それはぴくりと拍動して、硬さをまし、それに気をよくした俺は、そのままゆるゆると指を動かす。

「にの……………っ」


熱い目で俺を見下ろし、相葉さんは困ったように笑った。

「気持ちいい?」

「……………にのに触られただけで、イッちゃいそ……………」

ぬるっとした感触が、相葉さんの言葉を裏付けてる。

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