テキストサイズ

オオカミさんの恋毒

第1章 出会いと挨拶


会ったばかりのイケメン美容師が数時間後には彼氏になった。

でも、抱きしめられた臣の温もりが私を包み込んでくれた時 嬉しかった。

一目惚れに違いない恋も 私は初めてのことで戸惑うが、今は すごく苦しい。

臣を信じる、信じない… そんな絡まる気持ちが苦しい。

彼氏だと実感がないのに、私は臣を取られたくないと思ってる。

コンビニを前にして中にふらりと入りる。

見るだけに歩いて、冷蔵庫にあるレモンティを手に取ろうとして 手が止まる。

ペットボトルにはキャンペーンでよきあるマスコットがついていた。




可愛い… 犬だ。

チワワにダックス、柴犬に… ハスキーまである、可愛いっ




私は何となくハスキーがついたレモンティを手にして買った。




雰囲気が似てるかも…

そんなこと言ったら怒るかな。




寒空を一人アパートまで歩き、自宅に帰った。

美容室セラフがオープンしたことで私の平穏すぎた日々が変わった。

気になるのは臣のこと。




亜弓さんに会いに行ったのかな…

亜弓さん話したそうだったし…




私は洗面所に行き鏡を見つめる。



情けない顔して……



顔を洗おうと髪を結ぶぼうとして 思い出す。



あ、シュシュ!臣くんが取ってそのままだ…


ストーリーメニュー

TOPTOPへ