
オオカミさんの恋毒
第1章 出会いと挨拶
特別にって、なんの…
やだ、なんかドキドキしてきちゃった…
私のこと からかってるんじゃないの?
特別って… なに…
「 あの… 意味が、わかんない 」
「 意味? 俺と付き合うってこと。手繋いだり、キスしたり、それ以上も… その特別な 」
何 言ってるの…
どうして? このイケメン、頭悪い?
私が臣さんと付き合うの?
「 なんで 私?」
「 ああ、コイツだなって思ったから 」
それこそ 意味がわかんないよ…
「 返事は?」
断ったら怒るかな?
槍が降りそう…
「 あの… お互い知らないし… 」
嘘でも彼氏いるって話忘れてるのかなぁ
「 返事!」
ええ~ 待ってくれないの!
