
オオカミさんの恋毒
第1章 出会いと挨拶
臣に突然 ご飯に誘われたが、まさか自分だとは想定外すぎて 理解できずにいた。
「 あの… なんで、私ですか?」
瑠璃さん戻ってこないと行けないし、なんで私が誘われるの?
「 とりあえず、行くぞ!腹減ってんだ 」
そんなぁ どうしよ~ 行く? 行ってみる?
「 じゃあ、鞄取ってきます 」
「 いい、早くしろ 」
「 はい… 」
なんで命令口調なの!!
イケメンって優しくなーいっ
言われるがまま臣に着いていく私は店が気になり 振り返ると 瑠璃が満面の笑みで 親指を立てて見せていた。
まさか!これって瑠璃さんの仕業!?
いや~ ハメられた……
臣に着いていき飲食街まできた。
「 何食いたい? イタリか和か どっち?」
え…… 私が決めていいの?
「 じゃあ、和が… 」
「 イタリだろ、ハンバーグ 」
は… うそでしょ、聞いといて自分で決めてるっ
私に聞いた意味あるの?
結局 文句あるか?との視線に 目が泳ぎ逃げ、二人でイタリアンの店に入った。
セラフの店員だとすぐに気づいた イタリアンの店の女性店員たち。
あ ~ 視線が痛いよ…
痛いと感じるのは怪我した指先だけでなく、あからさまに痛い出来事が起こる。
