
狼くんを飼いますけど…
第4章 イタズラ禁止令
志貴を説得し、店に戻らせてから箸の在庫を数えて泉希に伝える。
忙しい時間帯を志貴を気にする暇もなく過ぎていき、閉店時間が近づく頃には 由芽花がレジに立ち、泉希と店長は店に。
美也と私は厨房にいた。
そこには15分前から那緒が志貴を連れて行きいなかった。
「 あと少しだね~ 笑ちゃん私 飲めないけど飲むから!」
「 飲めないのに飲むのはダメでしょ、悪酔いするよ?」
「 悪酔いもしたくなるよ~ いつも仕切りのお局様がバイトくん相手にいないんだもん、忙しすぎ~ 」
まぁ 確かにそうかも。
那緒さん 志貴を気に入ったんだ…
そういえば まだ戻ってこない!
「 美也ちゃん、那緒さん達 遅いね? 」
ちょっと、まさか…
「 ほっとけば~ お局様が静かな方が楽だもん。バイトくんには悪いけど 餌食になってもらわなきゃ 」
美也ちゃん… あんた、意外と悪ね。
私は胸騒ぎがした。
嫌な予感とも言うべきか、はたまた予知に近いのか。
「 美也ちゃん、私見てくる。ついでにトイレね 」
「 はーい 」
よし、また控え室の個室かもしんないっ
そう思い行くも先にトイレに入ろうとドアを少し押して気づいた。
今… 声が…
「 …… ん、んっ…」
この声、まさか…
「 … ね、こんなに濡れてる、志貴くん 」
やっぱり!!
私はなぜか その場で靴を脱ぎ抱え、これでもかとゆっくり静かにドアを開けて中に入った。
那緒さん、また志貴を…
「 や… もう… くっ 吸わな… ぁ… 」
志貴っ!?
「 あらあら、こんなに溢れてくるのに… 舌で舐めてあげる 」
ええ!? 舐め… 何を、どこを舐めてるわけ!
「 ふ…っ!」
「 亀下の窪み… 舌先いいでしょ?次は~ 思いきり 口の中でよがってもらうわ 」
なんの音か、聞こえるジュルジュル鳴る音に、チュパチュパと弾くような音が聞こえる。
なに!?
志貴、何されてるのっ…
「 う、くっ… ああっ 那緒さ… 激しっ やめ… 」
「 ん… んん…たまんない… もっと私の中で感じて喘いでっ 」
や、だ… 何それっ
やめてよ、那緒さん やめてっ…
