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狼くんを飼いますけど…

第4章 イタズラ禁止令


不安を抱えながら掃除や商品補充、メニューにある材料を確認し、サラダなどバイキング形式の物は店長が準備済みのため並べたり入れたりする。


ある程度終わると、店内にいない志貴の様子を見ようと裏に行く。

トイレにもいる形跡がなく、嫌な胸騒ぎを感じた。



那緒さん… まさかね?

いきなり捕って食うなんてないよね…

そんな肉食聞いたことも見たこともないけど。

まさかね…



控え室のドアを 何となく静かに開けるがいる気配がない。

妙に高鳴る鼓動が気持ち悪い。



志貴… どこ?



ふと目についた個室。



志貴… 那緒さんとないよね?



最近 嫌な思いをしたばかりの私は 確かめたくなった。

知り合って数時間の志貴、そんな志貴に指で愛撫された。



彼氏でもないのに、気になるよ…

私にしたことを 那緒さんにしないよね?

志貴……



そっと猫足で個室ドア近くに立つと耳をすませる。

不安は、的中した。

静かすぎる控え室、個室の中から志貴と那緒の声が時おり聞こえる。



「 ……あん、ダメよ?動いちゃダ~メ、んふふ… 」

「 ん、あっ… やめっ 」



え…… ちょっと、何…



「 こーら、志貴くん 手が邪魔してるわよ? ん… 」



何をっ…



「 那緒さ… もう吸わな… はっ…」



ちょっ…… 那緒さん、志貴と!?



「 ん、おいひ… 志貴くんの、立派で口から抜けないわ 」



那緒さん!? まさかっ 志貴の… 志貴のを…

嘘でしょ、ほんとにっ…



私の耳が、那緒の加える志貴のモノをジュプジュプと音を出して激しく上下させているのがわかった。



「 那緒さっ、やめて… もう、ん、あっ… 」

「 イキたい? なら出して、私の中に… 」



志貴…



「 ふ、クッ… んぁーっ 」



志貴っ……


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