テキストサイズ

嵐の俺と、パパの俺。

第1章 別世界へようこそ。


「はぁ?翔さん2年前に智くんと結婚して、子供欲しいって、養子とったじゃんか。」


えー?!智くんとけっけっけっ結婚!?
そうかだから智くん、櫻井智って名乗ったんだ!
そして大倉は俺らの子供であり養子なのか。



「松潤、翔くん朝から寝ぼけて意味不明なことばっか言ってんの、気にしないで」


俺からしたらこの状況が意味不明すぎるんですが。


「りょーかい。あ、和也と雅紀に挨拶してきなよ、俺忠預かっとくし。」


「おう。助かる。じゃあ、忠、ちゃんと松潤の言う事聞いておとなしくしてるんだぞ?」


「はーい!」


俺は智くんに引っ張られ、ニノや相葉がいると思われる部屋にはいった。










「あ、智と翔ちゃんじゃん!」


やっと来たー!と叫びながら抱きついてきたのは相葉ちゃん。

ニノはそんな相葉ちゃんに呆れながらも、髪型を念入りにチェックしていた。


「結婚おめでとう」

智くんが笑うと、相葉ちゃんもうれしそうに笑った。


「おめでとう。あれ?結婚相手は?」


先程から部屋を見渡しても女性は見つからない。出てるのか?


「え?ニノならそこにいるよ」

相葉ちゃんが不思議そうな顔する。

「いやだから、おまえの結婚相手は」

どこに?って聞きかけたところでハッとなる。

もしや、いや、まて。

でも。

俺と智くんは結婚している。

イコール

同性婚はこの世界では認められている。

イコール

相葉ちゃんの相手は


「あ、ま、まさか、ニノ?」


「えー?翔ちゃん今更すぎ!俺とニノの結婚後押ししてくれたの翔ちゃんじゃん!」


まじか。


「相葉ちゃんごめんね、翔くん朝から様子がおかしくて。またあとで、忠連れて来るね」


相葉ちゃんに謝ると、キッと俺を睨みつけた智くんは、俺の腕をひっぱり部屋をあとにした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ