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泣かぬ鼠が身を焦がす

第9章 磯の鮑の


そしてそのネクタイを洗濯カゴに入れた

かと思いきや、何故か杉田さんは俺の手首をぐるぐるとネクタイで巻き始めた


「なに、すんの?」


これじゃ脱がせられないけど
つーか、脱がせられないどころか
動けな…………い……?


そこまで考えて、俺の思考が止まる

目の前にはにやりと笑った杉田さんの顔


「わからない?」
「待っ……ん……ぅ」


俺が答えるよりも早く杉田さんの手は俺の下半身へ
そしてまだ勃起してもいない俺の柔らかいちんこを、下から手で持ち上げた

視線を下に移すと、杉田さんの手の中でくったりと横たわっているのが見える


「縛られて、抵抗出来ないな?」
「何……言って……んん」


親指で弄んの、やめて……っうあ


「さっきからずっとエロいって思ってたんだよ」
「な、にを……?」
「このシチュエーションが。全裸のノラが、俺の服脱がしてるとか、卑猥だろう?」


わかるかよ!
それにそれ、俺からじゃ見えねー


「ふっ……んん、んぅ……」
「勃ってきたな?」
「先端、ばっか……だ、めぇ、あっ」


ぐりぐり親指で潰すように刺激されて、むくむく大きくなっていくのが見えた

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