
泣かぬ鼠が身を焦がす
第8章 網の目にさえ
小さな喘ぎ声と共に俺のちんこからも手が離れて
「あっ、ぁぁア、あ……っん」
杉田さんと同時に俺も喉痛めるくらい声を上げながら果てた
大きく膨らんだ杉田さんのちんこが俺のナカで脈打ちながら射精してる
中だし、かよ……
そーいやゴム着けてんの見てないもんな
お互いに身体で息をしていると、杉田さんが辛そうに俺の顔の横に肘をついた
杉田さんの顔から俺の口へ汗が垂れてきてつい呑み込んでしまう
うわうわ
やばい
なんて思いながら何故か顔を熱くしていると
「悪い、抜くな」
「んんん」
杉田さんが俺のナカからちんこを引き抜いた
何が『悪い?』
と思ったけど俺も杉田さんもそんな無駄話してる余裕なんてないほど疲れていて、お互いベッドに横になったままひたすら息を整えた
暫くすると
「ノラ」
と名前を呼ばれる
「なに?」
「ほら」
杉田さんの方を見れば、俺より早く息を整えた杉田さんが腕を差し出している
うん?
身体拭けって?
「え、今無理。久しぶりだからめっちゃ疲れて立てない」
「何を言っているんだ?立たなくても転がればいいだろう」
あぁ?
無茶言うな
