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泣かぬ鼠が身を焦がす

第8章 網の目にさえ


首を傾げる俺に、杉田さんは黙ってしまう


「?」


なんか今日は多いな
いつもはこうやって黙って考え込むみたいなことないくせに


「……」
「ヤんないの?」
「…………やる」
「ん、」


俺が声をかけると杉田さんが漸く動き出して、キスしてきた


ちょっと慣れたかも
まだやり方はよくわかんないけど


そして口を離すと


「今日から、俺がいいと言うまでは禁欲な」


と呟くように言った


「は!? 急にな、……んあ、ちょ……まだ、喋っ、て……」


意味わかんねーって言った後にそれかよ!?
しかも返事聞く前に再開すんな!!


そう思うけど、杉田さんが舐めた指をアナルに入れてきて上手く話せない


前もそうだったけどさ
指で弄るのめっちゃ上手いよね


俺の先走りが垂れてたのもあって指はするする動く


「んゃ、話きけ、って……ば」
「後でな」


後でっていつ!?
忘れちゃうっつの

でも……止めるほどの力入んない


「んんっ」


前立腺擦んのやめて!


1回イって柔らかくなってた俺のちんこにまた血液が回って、どんどん硬くなってきた


「復活早いな?」
「う、るせ……杉田、さ……のせい……っ」

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