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きっとね。

第1章 すこしだけ SXJ

J

J「翔さんどうしたの?」

いきなり部屋まで来てソファーに座って、俺には作業してていいよって。
なんなんだ。
なにがあったんだよ。今は携帯から一度も視線を外さなくなった。
俺は仕方なくデスクへ座り直した。

am4:20
だいたいの確認も出来たし、大丈夫だろう。
そう、ここからが問題だ。後ろにいる翔さんとどう話すかだ。

軽く深呼吸をして振り返った。

S「あ。終わった?」
J「ま、一応ね。
 で、翔さん‥(どうしたの)」
S「俺もぉ眠さ限界、早く寝ようぜ。」

俺の言葉を遮り翔さんはベッドにダイブした。

J「え。。何やってんの?」

そういいつつベッドの側まで行くといきなり腕を引っ張られた。
バランスを崩した俺は肩膝をベッドについた。
更にもう一度腕を引っ張られ完全にベッドに乗ってしまった。
翔さんは無言のまま俺を抱きしめてきた。
翔さんの顔がすぐ上にある。
逃げれなかった。
いや、本当は逃げようとなんてしてなかったんだと思う。
あれ以上何も言わずにされるがままになってる俺はいつのまにか穏やかな気持ちになっていた。

翔さんの音が聞こえる。
息をする音。
心臓の音。

ゆっくりとした音に俺はいつのまにか寝てしまったようだ。

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