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きっとね。

第1章 すこしだけ SXJ

S

am3:45
まだ寝てはいないはずだ。
直接部屋に行くだけじゃ寝たふりされたらどうしようもない。
携帯をもって潤の部屋へ向かった。

ドアの前で電話をかける。
潤がでた。

J『もしもし。』

よかった。とりあえず拒否されてはいない。
俺が何も答えずにいた。

J『翔さん?』

潤が呼んでくれた。

S『潤あけて』

そういいながらコンコンと軽く叩いた。
ちょっと困った顔のような潤が出てきた。
俺は有無を言わさず部屋にはいった。

J「翔さん!どうしたの!?
 翔さん!!」


潤が止めようとするけど無視して入った。
ヨシッとまず部屋に入れたことに一人小さくつぶやいた。
気合いを入れ直し部屋を見渡す。

デスク、ソファー、ダブルベッド

デスクにはパソコンがあって今潤が作業してたんだろうなとわかった。
俺はソファーに座った。

J「翔さん。どうしたの?」
S「・・・」

潤がデスクの前に腰掛けながら何も言わない俺を心配そうな顔で見てきた。

S「潤、作業してていいよ。」

よくわからないといった顔のまま潤は俺を見ていた。
俺はそのまま携帯をいじり出した。

これ以上俺が何も言わないと諦めたのか潤はパソコンに向かった。

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