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きっとね。

第1章 すこしだけ SXJ

S

潤がデスクに向かっている間この後のことを俺は何度も頭の中でシュミレーションをしていた。
もしかしたらおもいっきり殴られるかもしれない。
そんなことも考えたが、今は話をするよりこうする方がいいと俺の中では答えが出た。
俺は潤のそばにいる。
後は実行するだけだ。

潤の椅子が回転した。
目が合った。
S「あ。終わった?」
J「翔さん・・」
潤が何か言おうとしたから俺は行動に起こした。

S「俺もぅ眠さ限界。寝ようぜ」

 ベッドに先に寝てしまえばきっと潤は近くに来る。。

J「え。翔さん。。」

面白いほどシュミレーション通りに来てくれた。
それが俺の自信になった。
もしほんとに嫌なら部屋から出て行くように促すはずだ。それをしないってことは、大丈夫な気がする。

思いっきり腕を引っ張る。よろけたところで少し奥に行き更にもう一度引っ張る。
潤が俺の隣に寝る形になった。
すかさず向かい合わせに抱きしめた。
俺は寝たふりを決め込んだ。

潤の力がだんだん抜けてきた。
俺の胸にくっついたまま規則正しく呼吸を始めた。
寝たかな?

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