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きっとね。

第1章 すこしだけ SXJ

S

一安心。
俺はふーっと息を吐いた。
潤は驚いてはいたが抵抗もせず抱きしめられてくれた。
俺は素直に嬉しかった。

潤が泣きながら翔くんって呼んでくれたんだ。俺はそばにいる。ただそれだけわかってほしくて、話すこともなくただここに寝に来た。

俺の腕の中で潤が眠っている。
S「大丈夫。お前は一人じゃない。俺がそばにいる。。」
言葉にするだけだと伝わらない気がしてたのに今潤の寝顔を見ながらだと、ちゃんと伝わるような気がして思わず潤の頬に手をあてながら呟いた。




・・・・・やばい俺。寝れない。潤がこんなかわいい寝顔なんて。
心臓がいたい。潤が可愛すぎて俺どうにかなりそう。
シュミレーションでは俺もすぐ寝るはずだったのに。
ミスった。
頬に伸ばした手を戻せずにいた。
とりあえず明日はライブ初日だ。寝なきゃ。
そう思って無理矢理目を閉じておいた。
目を閉じるだけでも脳は休まるらしいしな。なんてそんなどうでもいいことをいろいろ考えてしまって、結局中々寝付けずにいた。

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