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きっとね。

第1章 すこしだけ SXJ

J

今度は二人っきりかよ。
ステージの端っこでリーダーと翔くんがこそこそしている。
何もそんな隠れるように話さなくたっていいじゃないか。
今朝までふたりっきりだったのはおれだぞ。
俺だけに向けてくれたあの優しい笑顔。
とられたくない…。

やっば二人がこっち見た。


J「大体大丈夫じゃないかな。
 よしっ、本番よろしく。」

スタッフ「はい。お疲れ様です。
   休憩入りまーす。」

通しのリハも出来た。
後は本番だ。

楽屋へ戻る。
相葉くんと翔くんはまだダンスの確認をしてる。
にのとリーダーはシャワールームへ行くみたいだ。

N「行きますか?」
J「さんきゅ。おれ、あとで。」
N「そうですか。
 Jちょっと深呼吸してください。」
J「何だよ。」
N「‥‥」

まっすぐ見られ仕方なく言われた通り軽く息を吐く。

N「J、案外鈍いですね。まっ考え過ぎないでくださいね。
 じゃ行ってきます。」
O「のぞいちゃだめだかんなー」
N「おじさんはだまっといてください。いきますよ。」

何だよ。いきなり。

二人が出て行った後とくにすることもなくソファに横になった。





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