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蕩けそうな彼の指先。
その指先は胸の柔らかな頂点を硬い突起に変えた。


やがて果実を捉え、蜜を溢れさせてしまう。
奥まで入る指は彼の欲望の大きさを想像してしまった。


そして。

熱く、そそり勃った彼の塔……








弥月はあの夜のことを思い出すだけで自分の身体が熱くなるのを感じた。





（……っだめ、こんなとこで……）





弥月は辺りを見渡し、個室に入った。
そこは特に監視カメラがあるわけでもなく、人気もないので自信を慰めるには最適な場所だった。




床にぺたんと座り、ふと頭によぎってしまう。
いきなりスイッチが入ったかのように弥月を誘導する修斗の姿を。





「先輩……」





弥月は自身の胸を揉んだ。
彼にそうされたように、優しく、時には強く。



開いている指先で先端をつついたり摘まんだりした。




そこは服の上からでも分かるほど、既に硬く主張していた。