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密ばち

第5章 火照る身体

いま私は何をしているんだろうか。

いまの私に何が起きているのだろうか。

弥月は昨日知りあったばかりの青年から抱きしめられている。

「あの…わ、たし……っんっ」
言いかけた唇を啓二は自らの唇で塞ぐ。
上唇を舌ですくうように舐める。
かと思えば舌をしのばせてきた。

「あふっっんっ……ちょっ……ちょっとっ」

「黙って。」

クチャッ



弥月の舌を吸い、そして出し入れを繰り返す。
弥月の目はうっすらと赤くなり、ぼや~っとしていた。

「その顔っ…、可愛いね…?」

「…だめ…ですっ…んぅっっ」

啓二は弥月に気付かれないよう指先を胸元へと移動させた。
服の上からでも、その頂きはまるで誘っているかのように立っている。

「こっちも…触ってほしいのかな?」

その瞬間、ビクンッと身体に衝撃が走った。

「あっっっ!」

弥月の乳首は指先によって摘ままれ、人差し指と親指でコリコリと転がされている。

「あれ…感じてるの…?」

意地悪な瞳で乳首と弥月の顔を交互に見る。

弥月は頬を赤らめ、うつむく。しかし、身体だけは素直に反応してしまう。

太ももをもじもじさせていることに気がついた啓二は、タイトスカートをスーッとゆっくり捲り上げた。

(な…なんかあそこが熱い…湿ってる気がっ……み、見ないでっ!)

弥月はギュッと目をつむった。しかしパンツからはトローッと透明な汁が滴り落ちてくる。

パンツの布ごしに真ん中から糸をひいた汁。


啓二はゴクリと喉をならす。

「ねぇ」

鋭く見つめる。弥月は黙ったままだ。

「ねぇって…」

糸をひいたその汁を指にまとい、パンツの上から弥月のそれをゆっくり撫でた。


「あっんぁっ……んっ…」


弥月は肩を震わせる。

(やだっ…わたし…どうかしてるっ…)

それでも止まらない指先。

「…濡れてるよ…」

啓二は壁際に弥月を追いやり、こう告げた。

「その汁で誘ってる…」


クチュ

ヌチャッ


静まり帰った教室には、厭らしい水音と、吐息だけが響いていた。

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