
密ばち
第15章 新たな火花
と、覚悟した時。
「お前……まつげ、ついてる」
「……へ?」
弥月の目の下についたまつげを取る修斗。
「ん。もういいよ」
「あ……あ……」
何が起こったのかわからず弥月はぱくぱくと口を動かした。
暫くして、自分の気持ちが先走って勘違いしてしまったと赤面した。
(……恥ずかしっ!!)
あちゃー…と顔を両手で覆う弥月。
そんな彼女を横目に淡々と続ける修斗。
「……で、なんだっけ。さっきの質問。」
「あ……いや、な、なんでもないです!!」
「……。」
再び作業に戻る二人。
弥月はこの先輩は色気がありすぎる、と改めて思った。
少し意識してしまった自分がなんとも恥ずかしい。
そう思っていると突然の質問がくる。
「……昨日、何してた?」
「え?」
メッセージを書きつつ返事をする弥月。
「昨日の夜。」
その瞬間、冷や汗と共にまた違う鼓動が鳴る。
ドキン……ドキン……
「朝は幼なじみのやつが部屋から出てくるし。もしかして……」
修斗が言葉を言い終わる前に弥月はまた赤面した。
「先輩……、聞いてたんですか……」
全てを察した修斗は言った。
「聞いてたも何も、あんだけ盛んだったら聞こえてくるわ」
「…………っ///」
壁ひとつ隔たれていても。
隣にいる修斗には丸聞こえだった。
「…………弥月。」
自分の名前が呼ばれると真っ赤な顔を向けた。
「は、はい…」
てっきり引かれると思った弥月だったがその次に聞かされる言葉に再び真っ白になる。
「もっと………教えてやる」
「…………は、はい!?」
(教えてやる……?)
なぜ今日はこんなにも驚かされるのだろう
朝の星座占いは何て書いてあったっけ…
そのような言葉がぐるぐると廻っている時。
「んっ……!!」
弥月はいきなり唇を塞がれてしまった。
「お前……まつげ、ついてる」
「……へ?」
弥月の目の下についたまつげを取る修斗。
「ん。もういいよ」
「あ……あ……」
何が起こったのかわからず弥月はぱくぱくと口を動かした。
暫くして、自分の気持ちが先走って勘違いしてしまったと赤面した。
(……恥ずかしっ!!)
あちゃー…と顔を両手で覆う弥月。
そんな彼女を横目に淡々と続ける修斗。
「……で、なんだっけ。さっきの質問。」
「あ……いや、な、なんでもないです!!」
「……。」
再び作業に戻る二人。
弥月はこの先輩は色気がありすぎる、と改めて思った。
少し意識してしまった自分がなんとも恥ずかしい。
そう思っていると突然の質問がくる。
「……昨日、何してた?」
「え?」
メッセージを書きつつ返事をする弥月。
「昨日の夜。」
その瞬間、冷や汗と共にまた違う鼓動が鳴る。
ドキン……ドキン……
「朝は幼なじみのやつが部屋から出てくるし。もしかして……」
修斗が言葉を言い終わる前に弥月はまた赤面した。
「先輩……、聞いてたんですか……」
全てを察した修斗は言った。
「聞いてたも何も、あんだけ盛んだったら聞こえてくるわ」
「…………っ///」
壁ひとつ隔たれていても。
隣にいる修斗には丸聞こえだった。
「…………弥月。」
自分の名前が呼ばれると真っ赤な顔を向けた。
「は、はい…」
てっきり引かれると思った弥月だったがその次に聞かされる言葉に再び真っ白になる。
「もっと………教えてやる」
「…………は、はい!?」
(教えてやる……?)
なぜ今日はこんなにも驚かされるのだろう
朝の星座占いは何て書いてあったっけ…
そのような言葉がぐるぐると廻っている時。
「んっ……!!」
弥月はいきなり唇を塞がれてしまった。
