
密ばち
第15章 新たな火花
ガチャ。
出てきたのは修斗。
ゴミ捨てに行くのか、ポリ袋を持ちながら寝ぼけ眼でこちらを見る。
「…………」
「あ!先輩こんばんは!」
「……うぃ」
恭介も挨拶をする。
「久しぶりっす!」
たまに弥月のマンションにて出会う二人なので、顔見知りではあった。
「俺、帰るな!」
「あっ、うん!気をつけてね!」
背を向ける恭介………が、何かを思い出したようにこちらに戻ってくる。
「恭介?」
首を傾げる弥月に近づくなり、耳元で囁いた。
「………気持ちよかった」
「……っ!!?」
ニヤリと口角を上げながら再び背を向けて帰っていく恭介。
一瞬で全てを思い出し、顔を真っ赤に染める。
「……もう……!!」
その様子を見ていた修斗は再び不機嫌な顔になる。
何を思ったのか弥月の傍に行き、こう告げた。
「……バイト辞める先輩の色紙、あとで作るぞ」
それだけ言い、階段を降りてゴミを捨てにいった。
「……あ!はい!」
ふと我にかえり、弥月は自分の部屋へと戻った。
出てきたのは修斗。
ゴミ捨てに行くのか、ポリ袋を持ちながら寝ぼけ眼でこちらを見る。
「…………」
「あ!先輩こんばんは!」
「……うぃ」
恭介も挨拶をする。
「久しぶりっす!」
たまに弥月のマンションにて出会う二人なので、顔見知りではあった。
「俺、帰るな!」
「あっ、うん!気をつけてね!」
背を向ける恭介………が、何かを思い出したようにこちらに戻ってくる。
「恭介?」
首を傾げる弥月に近づくなり、耳元で囁いた。
「………気持ちよかった」
「……っ!!?」
ニヤリと口角を上げながら再び背を向けて帰っていく恭介。
一瞬で全てを思い出し、顔を真っ赤に染める。
「……もう……!!」
その様子を見ていた修斗は再び不機嫌な顔になる。
何を思ったのか弥月の傍に行き、こう告げた。
「……バイト辞める先輩の色紙、あとで作るぞ」
それだけ言い、階段を降りてゴミを捨てにいった。
「……あ!はい!」
ふと我にかえり、弥月は自分の部屋へと戻った。
