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密ばち

第10章 いつもと違う夜

「お前が胸見せてくるからだろ」


「え?」


「…男はな、エッチな気持ちになるとここが勃つんだよ!」


「……っ!」



弥月は自分がおかれた状況を初めて理解し、赤面した。


と同時に自分がきっかけだから助けてあげたいとも思った。



(こういうのってどうしたらいいのかな……)



座っている恭介に近づき、股間を抑えている手をどけた。



「ちょっ!やめ……っ」



「恭介。今日はお世話になったから……私もお返ししたいの」



そういって上目遣いで見つめる弥月。




もちろん全て素なのだが、その行動に恭介も顔を赤くする。




「……っお前、男がどんなもんかわかってないだろ」



目をそらし、必死で理性を保つ恭介。




「わからないよ。わからないから……教えてほしいの……!」


手のひらを掴む弥月。






「……どうなっても知らねーよ…?」





恭介は弥月を抱き抱え、ベッドに連れて行った。



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