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密ばち

第10章 いつもと違う夜

夕食を食べ終わり、リビングにてくつろぐ二人。


恭介は勇気を出してあることを告げた。


「明日、暇?」


「え?」


「や、もし暇だったらどっか行かね?海…とか」



ドキドキしながらデートに誘ってみた。



「ん…いく!」


「っしゃ!!!」


「そんなに行きたかったの?」

ニヤニヤしながら恭介の顔を覗き込む弥月。


その時、Tシャツの首もとがたるみ、弥月の胸の谷間が見えた。


(ちょ、ちょっとちょっと!!!)


初めて見た弥月の谷間に股間を熱くしてしまう恭介。


「……そりゃ楽しみだろ!」

必死に意識をそらそうと何か違うことを考える。


と、弥月は見つけてしまった。恭介の股間にそそり勃つ塔を。

だが、弥月は勃起という生理現象がわからなかった。
見たこともなければ、意味もわからない。


「恭介、そこ……」


「えっ!?あっ!これは…」



もう隠しようがないと思った。素直に説明しようと腹をくくったのだった。




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