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ドS彼氏に溺愛されて

第1章 第一章*2人の日常

ほっそりとした顔立ちに、綺麗な黒目がちな目元。


薄い唇にある程度筋肉があるけれど見た感じ細い体。


そんな彼氏と一緒に一つ屋根の下。


…けど、幸せだけじゃない。



「…よし、あとは焼くだけ!」



この間に、あと少しの課題終わらせよーっと。



そう思ってリビングに戻り、エプロンを片付けようとすると…




「るーり」


「なに、アオ?」


「…シたくなっちゃった」


「やだ…って、うわあ⁉︎」




ぐるん、と急に視界が回転する。


…そう、幸せばかりじゃないの。



「ルリ、なにやだとか言ってんの?

いつもびしょびしょのすぐ濡らすくせに、さ」


そう妖艶に笑う彼に、うっと息詰まる。


そばにあるリモコンを手に取ったアオは、ピっとスイッチを押した。



するとリビングの電気が落ち、カーテンが一斉に閉まる。


もちろん大して暗くはないけど…うっすら明るい感じで、なんか不思議な感じ。



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