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君模様

第2章 君空

PM9:00
あたしは、家についた。

「ただいまー」

「あら、お帰り。まだ帰ってなかったの??遅いわね。」
キッチンからお母さんの声。
「晩御飯食べる??作るけど」

「ぅぅん、食べてきたからいい」


「あらそー、」

まだ子供のあたし。
全然親の大切さとか全然わかってなくて、たくさん迷惑をかけていた。


トントントンッ
階段をかけあがる。
少し廊下を歩いて、あたしの部屋に入った。

バッグを机の横にかけて、ベットに倒れこんだ。
今日あったことを思い返す。


今日は…初めて鷹島くんと話した。
だって、あたしが鷹島くんの存在を知ったのは、鷹島くんがあたしを好きって知ってから。
嘘だと思っててもなんとなく話ずらくて…
何度か機会はあったが話せたことはなかった。

(ぁっ、そーいえばナオキも4組だよな)

(今度話聞こうかな??)


なんて考えながら、部屋をあとにした。

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