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気づくと、
コウジ兄ちゃんは
あたしより先に大人になってて

かっこよくなって
背ももっと高くなって

彼女もできて



あたしとは
遊ばなくなっていた。



そんなの、
成長するんだから
あたりまえだって
言われ続けたけど
幼かったあたしには
そんなの、理解できないし



嫌われたのかと
思ってた。




そのうち、
記憶から消えていった。


でも、
あたしの道標。
あたしのあこがれ。


それは、
いつのときも
かわらない。