テキストサイズ

ちょっぴり危険で不思議な恋!!?

第1章 現れた2人

く「ボソ(アイツだけ・・・)」

「え、なんて?」

ぼそりと言われたくぅの言葉が聞こえなくて聞き直したとき

ガタッ

背中が何かにぶつかった。

えっ⁉と思い後ろを見ると壁だった。
もうこれ以上下がれない。

やばいと思い前を見ると

チュ‐

くぅがキスをしてきた。

チュ..チュ..チュ..

何度も角度を変え攻めるようなキスをするくぅ。

「んんんっ!!?」

必死に離れようと肩を押すもビクともしない。
さらに頭をガッチリ掴まれてるから頭を振ることもできない。

チュ..チュチュ..チュ

「ふぅんん…んんっ…」

さっきも思ったけどなんでこんなにキスが上手いの…

何も考えられなくなるようなキス。

最初は抵抗していた私も徐々に力が抜けていく。

肩を手にも徐々に力が入らなくなってきた。

..チュ

私の抵抗が弱くなったのに気づいたのかくぅがやっとキスをやめた。

いつの間にか閉じていた目をゆっくりと開けて、くぅを見上げた。
くぅの方が身長が高いからどうしても見上げる形になるのだ。

く「クスッ」

くぅは笑ってた。

「はぁはぁ…なに?」

少し息を切らしながら私は聞いた。

く「顔がとろけてる。そんなに気持ちよかったのか?あんな強引なキス」

満足気に笑い、私を見下ろしながらくぅは言った。
軽い挑発も入っているのかも。

腹立つ。

睨んでやりたいけどここはあえて我慢。
ここで怒ったら相手の思う壺な気がする。

挑発するならし返してやる。
そんな気持ちが私の中に芽生え始めた。

私はクスリと笑って、
「こんな程度で威張るの?大したことないね?」

く「へぇ…言うじゃねーか」
目をギラつかせながら言った。

あ…もしかして煽り過ぎた?

と思った時には遅いんだよねー。

ドサッ

私はベッドの上に押し倒された。

「ごめん、言い過ぎました」

く「もう遅い」

チュ..チュ

くぅはそう言うと、またキスをしてきた。

「んっ」

くぅのキスは酔いが回るかのように、一瞬で頭の中、全身が気持ちよくなる。

チュ..チュ..
く「口開けて」

素直に従い口を開ける私。
すぐさま入ってくるくぅの舌。

クチュクチュ..チュ..チュク..

あっという間に絡めとられた私の舌。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ