
俺の幼馴染
第4章 液晶画面越しの関係
ガラガラと教室の扉を開き、薫の席へ向かう。
俺は椅子だけ持って薫の机に移動した。
「メロンパン潰れてんじゃん。」
「さっき力入れすぎてぺちゃんこになったわ。」
「悲惨ー。まあそういう俺もサンドイッチ潰れたけど。」
ぺちゃりと潰れてしまったメロンパンとサンドイッチを交互に見ると、かなり酷い具合に潰れていた。
だけど、もともと見た目より味重視だし、普通に美味しそうだったので躊躇いもなくかぶりついた。
「んー、うまいー。」
メロンパンを一口頬張る度にほくほくした顔をしていると、薫に膨らんだ頬っぺたを人差し指でちょんと押される。
「リスみたい。」
一口ずつスマートに食べる薫とは違い、両頬にメロンパンが詰まった状態の俺。
明らかに月とスッポンだ。
いや、イケメンとリス?
「うるさい。薫だって寮では俺よりリスになってるのに。」
「だって美味いし、お前しかいないじゃん。女の子に見られてねーし。」
「この変態紳士めが。」
「彼方はあんないやらしい1人エッチしてたのに、俺の方が変態なの?」
うわ、掘り返してきやがった!
しかもこんな場所で…っ。
「ご、ごめんなさいっ…。つか言うなよ…っ。」
「誰も聞いてないって。俺たち2人の秘密ー。」
「そのままだといいんだけど…。」
本当にそう祈るばかりだ。
誰か聞いてたりしたらたまったもんじゃない!
俺は椅子だけ持って薫の机に移動した。
「メロンパン潰れてんじゃん。」
「さっき力入れすぎてぺちゃんこになったわ。」
「悲惨ー。まあそういう俺もサンドイッチ潰れたけど。」
ぺちゃりと潰れてしまったメロンパンとサンドイッチを交互に見ると、かなり酷い具合に潰れていた。
だけど、もともと見た目より味重視だし、普通に美味しそうだったので躊躇いもなくかぶりついた。
「んー、うまいー。」
メロンパンを一口頬張る度にほくほくした顔をしていると、薫に膨らんだ頬っぺたを人差し指でちょんと押される。
「リスみたい。」
一口ずつスマートに食べる薫とは違い、両頬にメロンパンが詰まった状態の俺。
明らかに月とスッポンだ。
いや、イケメンとリス?
「うるさい。薫だって寮では俺よりリスになってるのに。」
「だって美味いし、お前しかいないじゃん。女の子に見られてねーし。」
「この変態紳士めが。」
「彼方はあんないやらしい1人エッチしてたのに、俺の方が変態なの?」
うわ、掘り返してきやがった!
しかもこんな場所で…っ。
「ご、ごめんなさいっ…。つか言うなよ…っ。」
「誰も聞いてないって。俺たち2人の秘密ー。」
「そのままだといいんだけど…。」
本当にそう祈るばかりだ。
誰か聞いてたりしたらたまったもんじゃない!
