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偶然からの必然

第1章 出会いは突然に…

そう言われた直後、私が相槌をする暇もなく彼は唇を重ねてきた。

「んっ…」

ビックリして、思わず目を見開いてしまった。

少しして、彼は唇を離す。


キスをしている時間が、私にはとても長く感じた。

そしてもう一度キスをしたいという衝動が走った。



「これでいいだろ。」

彼は王様の人にそう言うと、先程座っていた場所に戻って、飲み物を一口飲んだ。


そんな姿が、私には色っぽく見えてしまった。


トクン…




キスの後から合コンが終わるまで、胸の動機が収まることはなかった。



そして、合コンがお開きになった後。


まっすぐ家に帰ろうとした私の腕を、

誰かが掴んだ。

誰かと思って振り返ると、そこには先程キスをした彼が立っていた。



「お前、この後暇?」


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