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偶然からの必然

第1章 出会いは突然に…

「へ…?」

「この後暇かって聞いてんの!!」


彼は少し強めに先程と同じ不機嫌な表情を浮かべながら言った。


「別に何も…ないけど…」


私がそう言うと彼は私の腕をそのまま引っ張って、

スタスタと歩いて行く。


「ちょ…!ど、どこ行くの?!」


「黙ってついて来い。」


彼は投げやりにそう言うと、私の腕をさらに強く掴み

ある場所へ向かった。





バタンッ

部屋のドアを閉めると、彼は私を壁へと追い詰めた。



彼が私を連れてきた場所は、近くにあったホテルだった。

壁に追い詰められる中、嫌な予感がした。


だけど、それと同時に先程よりも胸の動機が激しくなる。



「ちょっとさ、確かめさせてくんない?」


彼はそう言うと、私の唇に自分の唇を重ねてきた。

「ん…」

彼は唇を離したかと思うと、

角度を変えて何度もキスをしてきた。



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