
誠の華
第2章 小姓ってこんな感じなの?
お互いがお互いに真っ赤な顔して呟く姿はまるで初々しい恋人みたいだ
しかし、私達は恋人同士じゃない
平助君は上手く着替えられない私を着替えさせてくれる、だけだ
教えを請う立場の私
恐る恐ると言ったように平助君の指先が私の肩に触れる
うん、可愛らしい顔の平助君
身体を見ずに女の子だと思えば意外に平気かもと自分に言い聞かす
「い、言っとくけど仕方なくだからな.....」
ぶっきらぼうに呟くと気崩れた私の帯を掴み持った平助君は少しだけ目線を逸らしながら一気に帯を解いた
ハラリと床に落ちる着物
「あ........」
この声がどちらのモノだったのか解らないけど
「ばか、教えるって言っただろ、全部落としてどうすんだよ」
真っ赤な顔して落ちた着物を指差す平助君
そのまましゃがみこんで落ちた着物を手に取ると徐ろに顔を上げた
その先には私の太腿
ボンッと音が鳴る位真っ赤になって後ずさる平助君
そんな平助君を見ながら何故だか笑いが沸き起こる
ふふふっと小さく笑う私を険しい面持ちで睨み付けるとその可愛らしい唇を開いた
「な、なななな!!!か、か...隠せ!!!」
狼狽える様が可笑しくてキョトンと目を丸くする
「大丈夫だよ....もう一枚着てるし」
それは肌襦袢と言われる昔の下着の様なモノ
それにと、
「なんだかお.......友達に似てるから.....」
女の子みたいと言おうとしたけど、流石に失礼だと、咄嗟に言い直した
「.........友達.........?」
そうそうと、笑う私を方眉釣り上げ険しく見つめると、私の身体を見ない様に立ち上がった平助君
「じゃぁ......今から俺達は.......友達だ」
こうして私達は友達になった
軽はずみな行動は身を滅ぼすと
この時の私も........
平助君も解らない
しかし、私達は恋人同士じゃない
平助君は上手く着替えられない私を着替えさせてくれる、だけだ
教えを請う立場の私
恐る恐ると言ったように平助君の指先が私の肩に触れる
うん、可愛らしい顔の平助君
身体を見ずに女の子だと思えば意外に平気かもと自分に言い聞かす
「い、言っとくけど仕方なくだからな.....」
ぶっきらぼうに呟くと気崩れた私の帯を掴み持った平助君は少しだけ目線を逸らしながら一気に帯を解いた
ハラリと床に落ちる着物
「あ........」
この声がどちらのモノだったのか解らないけど
「ばか、教えるって言っただろ、全部落としてどうすんだよ」
真っ赤な顔して落ちた着物を指差す平助君
そのまましゃがみこんで落ちた着物を手に取ると徐ろに顔を上げた
その先には私の太腿
ボンッと音が鳴る位真っ赤になって後ずさる平助君
そんな平助君を見ながら何故だか笑いが沸き起こる
ふふふっと小さく笑う私を険しい面持ちで睨み付けるとその可愛らしい唇を開いた
「な、なななな!!!か、か...隠せ!!!」
狼狽える様が可笑しくてキョトンと目を丸くする
「大丈夫だよ....もう一枚着てるし」
それは肌襦袢と言われる昔の下着の様なモノ
それにと、
「なんだかお.......友達に似てるから.....」
女の子みたいと言おうとしたけど、流石に失礼だと、咄嗟に言い直した
「.........友達.........?」
そうそうと、笑う私を方眉釣り上げ険しく見つめると、私の身体を見ない様に立ち上がった平助君
「じゃぁ......今から俺達は.......友達だ」
こうして私達は友達になった
軽はずみな行動は身を滅ぼすと
この時の私も........
平助君も解らない
