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誠の華

第2章 小姓ってこんな感じなの?



美代、美代.......何故居ない......




何故そんな怯えた瞳を俺に向ける




脱げと帯を解くとビクリと反応する姿にドクンと胸が鳴った



総司がもう少しでも遅かったら危なかった



無理矢理にでもアイツをどうにかする所だった



咄嗟に付いた嘘を信じる仲間に安堵したのを覚えてる



見るに忍びなかっただと?



自分でよく付けた嘘だと笑えてくる



もう少しであの華奢な身体を押し倒す所だったじゃないかと苦笑いが漏れそうだ



上手く着れて無かったその姿が俺の瞼に焼き付いてる



見える鎖骨に欲情し、拠れた袖の隙間から覗く艶かしい肌に胸が熱くなった


必死で着たにも関わらず、形の良い胸の膨らみがチラリと見え隠れし、気付けば腕を掴んでた



首元の襟を引っ張る小さな掌を縫い止め、その可愛らしい唇が目に付いた瞬間俺の理性は崩れそうになった



何度も言い聞かせるコイツは違うと


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