
誠の華
第2章 小姓ってこんな感じなの?
見下ろす斎藤さんの長い睫毛が影を作る
濡れた漆黒の瞳に思わずドキッとした
「夕餉だ........」
真一文に結ばれた形の良い唇に釘付けになる
無言で胸に押し付けられたモノをゆっくり見下ろした
「その格好は目立つ」
それをそっと広げ持つと、男物の着物に袴が目に入る
「襲われても良いなら別にいい.....」
襲われるのだけは勘弁と顔を降る
だったら早く着ろと言いながら麩に手を掛ける斉藤さん
そんな斎藤さんの背中にポツリ、言葉を落とす
「着れない.....」
その声にピタッと止まるとゆっくり振り返りコッチヘやってきた
「あ、あの......な、何とか頑張って見ます」
その無表情が怖くて怖ごわと声を発した
「......わかる範囲......一人で着てみろ」
それでけ伝えるとさっさと部屋から出て行った
無口で無表情、感情を表に出す事無く淡々とした低い声の斎藤さん
その斎藤さんが何だか苦手だななんて思ってしまい、溜め息を漏らす
しかも信用されてない様だしと、思った瞬間、先程の沖田さんと斎藤さんの会話を思い出す
信用して無いとハッキリ言った斎藤さん
それなのにキス...........
益々斎藤さんが分からなくなった
ーーーーーーーーー
捕捉..........斎藤一(さいとう はじめ)天保15年1月1日生まれ。新選組で副長助勤、三番隊組長を務める剣豪。
19歳の時に、旗本を殺してしまい、京へ上る。
剣術の流派は、はっきりしていないが言い伝えでは一刀流であるとされてきた。
幕末維新の混乱を生き延びた隊士の一人で謎多き人物の一人.....
濡れた漆黒の瞳に思わずドキッとした
「夕餉だ........」
真一文に結ばれた形の良い唇に釘付けになる
無言で胸に押し付けられたモノをゆっくり見下ろした
「その格好は目立つ」
それをそっと広げ持つと、男物の着物に袴が目に入る
「襲われても良いなら別にいい.....」
襲われるのだけは勘弁と顔を降る
だったら早く着ろと言いながら麩に手を掛ける斉藤さん
そんな斎藤さんの背中にポツリ、言葉を落とす
「着れない.....」
その声にピタッと止まるとゆっくり振り返りコッチヘやってきた
「あ、あの......な、何とか頑張って見ます」
その無表情が怖くて怖ごわと声を発した
「......わかる範囲......一人で着てみろ」
それでけ伝えるとさっさと部屋から出て行った
無口で無表情、感情を表に出す事無く淡々とした低い声の斎藤さん
その斎藤さんが何だか苦手だななんて思ってしまい、溜め息を漏らす
しかも信用されてない様だしと、思った瞬間、先程の沖田さんと斎藤さんの会話を思い出す
信用して無いとハッキリ言った斎藤さん
それなのにキス...........
益々斎藤さんが分からなくなった
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捕捉..........斎藤一(さいとう はじめ)天保15年1月1日生まれ。新選組で副長助勤、三番隊組長を務める剣豪。
19歳の時に、旗本を殺してしまい、京へ上る。
剣術の流派は、はっきりしていないが言い伝えでは一刀流であるとされてきた。
幕末維新の混乱を生き延びた隊士の一人で謎多き人物の一人.....
