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この手を離さないで

第8章 第八章 迷い


「ほら、何ぼさっとしてんだよ
さっさと行け。」


陽が俺と渚ちゃんの背中を押す


『え?ちょっと、…。おい!陽っ』


「じゃ、ごゆっくり~」

ひらひら手なんか振りやがって。


はぁ

病室の外に追い出され、ため息がでる。



「あのー?
せっかくだし、お言葉に甘えましょう?」



それもそうだな。



『帰りに陽になんか買ってくか。』




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