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「私が説明しましょう。

失礼ですが、あなたは柚希さんの肉親ですか？」

ドクン…。

柚希の親はもう…。

「俺は肉親ではありません。


でも…。

柚希には親と呼べる人はもういません。」


…。

「そうですか。


わかりました。では、貴方にお話しましょう。」


俺は先生の顔をじっと見た
一言も聞き逃さないように…。


「柚希さんが運ばれて来た時にはもう意識はありませんでした。

外傷はあまり無いんですが、頭を強くうったのでしょう。



…。


我々も最善を尽くしたのですが、これ以上どうする事も出来ませんでした。
すみません


柚希さんは…。



植物状態です。」