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乾いた空

第2章 二章




サキも同じ思いだったのか、直ぐにドアを開けては二人でボロボロに泣きながら抱き締めあっていた。
抱き締めた彼女の体は以前より更に華奢で小さく感じた。

サキ……!

サキ……!

もうこの手を離さない。離したくない。僕は彼女に何処か一緒に誰も知らない遠くへ行こうと話した。

サキは一瞬戸惑ったが、返事は早かった。



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