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乾いた空

第3章 三章





全てを洗い終えては身体が冷えたまま車に乗った。


僕は手足が悴んでいるが、Sはこの状況に慣れていては、何事も無かったかのように運転していた。

先程まで雲って見えなかった月がうっすらと見え初めてはぼんやりとしたおぼろ月だった。


明日は雨かもしれない。


天は全てを見ている気がした。











でも、
見ているだけだろう。




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