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乾いた空

第3章 三章





管理者は僕が来たのに気付いていたらしく奥の部屋へ入るなり、


「今日は雲一つ無い真っ青な空で、目映いばかりの光がさして、まるで女神でも現れるかと思ったら死神が現れた。
でも、私は死神を待っていたんだよ。
よく来てくれたね。」

「やはり貴方でしたか。早く終わらせましょう。貴方の目的はお金でしょう。
無駄ですよ。
僕は自主しますから。」


ゆっくりと男に告げた。それを聞いた男は少し慌てた顔をしては


「自主なんて勿体ないですよ。まぁ、そう慌てないで、私の話しもゆっくり聞いて下さい。時間はまだ有るんですから。」


そう言っては男はコーヒーをドリップし初めては、こちらに座って下さいと言う様にテーブルに入れたてのカップを置いた。


ただでさえ病室とは思えないのに更にコーヒーの深いアロマが広がってはまるでカフェにいるようだった。



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