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乾いた空

第2章 二章





「ここですよ。」


どうしていいか分からないまま、女将は奥の小さな部屋の前に止まっては、ゆっくりと額を開けた。


サキ……









四条半程の小さな部屋にはサキのと思われる荷物とそこには……




そこには、
黒い額縁に入ったサキの写真があった。写真のサキはあの時のまま綺麗だった。


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