
乾いた空
第2章 二章
翌朝、
デートしたことが会社中に広がり、女はすっかり、彼女ヅラしていた。
この日を境にランチも帰りも一緒になり、その度に自分のことばかり話ていた。僕は返事を適当にするのみで、女は満足感でいっぱいな顔をしていた。
元々興味が無かったせいか嫌気がさしていた。
一緒にいれば、いる程、体を求めてきては拒み続け、女は機嫌が悪くなる。
「私のこと、
どう思っているの?女としてのプライドがズタズタだわ。」
この女は
自分のプライドが優先なんだ。
初めから分かっていたから再認識出来た。
